2月に私流のガソリンエンジンニードル調整法を書いたのですが、
今回DLEのドン社長に教えてもらった方法を書いておきます。
初めての人にも分かりやすく、素晴らしい調整方法だと思います。
まず、アイドル調整から始めます。
H、Lニードルを共に全閉から1回転開けてエンジンを始動します。
スロットルをあおってみます。
薄すぎるので吹きあがりでついてこないはずです。
Lニードルを1/8回転あける。
薄すぎるとついてこないので、スロットルをあおってもついてくるまで少しづつ開けて行きます。
ついてくるようになれば、アイドリングで回転が安定するようにLニードルを微調整。
アイドリング30秒ぐらいで回転が徐々に上がるようであれば絞りすぎですので、ちょっと開ける。
逆に下がればあけすぎている。
どちらにしても、アイドリングからの吹きあがりのレスポンスで調整する事が大事です。
次にハイ側の調整をします。
ハイ側で回転が落ちてくるようであれば絞りすぎです。
ココがポイント。しぼり過ぎからだとこの症状が出るので、分かりやすいです。
開けすぎていても、普通に回ってしまうんですよ。
今は1回転しか開いてないので、絞りすぎのはずです。
フルハイで回転が落ちてこないところまでHニードルを1/8回転程の少しずつ開けていきます。
ハイで回転が落ちてこないように調整が出来れば
フルハイで15秒程待って、素早くスロットルを閉じます。
ここで、回転が落ちすぎる場合はHニードルがあけすぎです。
つまり、アイドリング調整で1600回転で安定するように調整したのに、
一旦1400回転ぐらいまで下がってしまう。
待っていると、回転が上がってアイドリングします。
Hニードルを1/10回転閉めてみます。またハイで10秒ほど回して素早く閉じる。
すっとアイドリングにならないと、まだ開けすぎ。
これを繰り返して、すぐにアイドリングするまで調整する。
ハイ側を最高回転に持っていくことは不要。ここがグローと一番違うところ。
レスポンスを重要視することによって調整が完了します。
どちらにしても、辛い目から調整することがポイント。
グローのように甘い目から絞り込んでいくと分かりにくいですよ。
ポイントは、これだけ。
講義中のドン社長。
この日は結局、地元のモデラーが10人ほど集まった。
全員DLEエンジン。(笑)
後ろに、なぜかガソリンエンジンの載ったプライマス90。
日本では見無くなったよね。
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