昭和32年、日本新記録153km/hを樹立した当時の写真。
OS MAX15 だと思うんですよ。排気量2.5cc。
これがダリーに載った機体。
小さいですよね。
この当時、私は生まれていないのですが、
子供の頃、朱色の機体がテレビの上に載っていた記憶が有ります。
テレビにも出演したようで、テレビを写真撮影した写真も記憶に有るのですが、
見当たらないんですよね。
この頃の親父は、小川社長にかなりかわいがられていたようです。
このエンジンも、OSの工場で改造から組み立てまでやらせてもらったんだと言ってました。
いったいどれぐらいの回転数だったんでしょうね。
1万2千ぐらいは回ってたんでしょうか?
当時は良いタコメーター無かったですからね。
櫛形の振動回転計で1万2千回転ぐらいまでは測れたと思います。
回転を上げるにはベンチュリーの口径を目一杯広げる訳ですが
そうすると、燃料を吸わなくなっちゃいます。
当時は、クランクケースからプレッシャーを取る事が分かっていなかったようです。
何年か後には、バックプレートの左上のボルトをニップルに交換する事で
プレッシャーを取れた訳ですが、それでも電動スターターで回転を上げないと
タンクにプレッシャーはかからないですね。
で、当時どうしていたか?
燃料タンク自体をゴム風船のような物で代用して、風船が縮む力で燃料を送っていました。
そんな小さなゴム風船なんて当時は無かったですよね。今も無いですが。
で使っていたのがガラス製のスポイドのお尻に付いていたゴム。
これを、銅パイプの先に糸で縛り付けてつかっていたようです。
モデラーの考える事は凄いですね。
と言う事で、今日はここまで。