サフラン2の生産が終了してから10か月ほどたつのですが
やっとサフラン3の試作が出来ました。
バルサの入手が困難なので製品の出荷にはもうちょっと時間がかかりそうです。
サフランは、2003年に入門者向けブライダーキットとして誕生したんですが
性能よりも組み立てやすさに重点を置いての設計でスタート。
正直言って予想以上に売れたので
印刷物が無くなった時点でモデルチェンジ。
2010年のサフラン2では、飛行性能向上を目指しました。
ハイアスペクト化と三角胴の抵抗の小ささで
本当に良い性能になったんですよ。
今年の初めに、台湾でスーパーシンバッドがぎりぎり浮いてる状況の時に
サフラン2は余裕の飛行。
飛行性能の良さを再認識。
でも印刷物が無くなって生産終了。
同時にバルサ不足が深刻化。
と言う事で、バルサの使用量を減らす目的でサフラン3を設計しました。
基本主翼は翼端以外は外形は同じです。
構造は少し変更しています。
10年経つと、進化させる事が出来ますね。
カーボンテーパーパイプの胴体にしてバルサの使用量を減らしました。
コストは上がりますが、抵抗が大幅に減るので
飛行性能は良くなります。
見た目も、現代の高性能グライダー風に変更。
昨日完成したのですが
全備重量327gでした。
重い材料使っても、カーボンテーパーパイプ使用で
完成重量は変わりませんでした。
翼端の形状変更とパイプ胴で抵抗減ってるので
飛行性能は良くなってるはずです。
これから、テスト飛行を重ねて
もっとバルサの使用を減らしてからの生産。
年内に出したいですね。
累計3000機を突破したサフランシリーズの最新モデルは
初心者だけじゃなく上級者にも満足していただけると思いますよ。
カーボンパイプの使用でコストがかかってるので値段は上がっちゃいますけどね。
もうしばらくお待ちください。
レトロブームが来てますよね。
私だけかな?
と言う事で、「オールソンペースメーカー」にインスパイヤされた
機体を設計しました。製品になるのはもうちょっと先ですね。
「ペースメーカー」って知ってる人いるのかな?
アーウィンオールソン氏なんですが
オールソンエンジンと言えば知ってるかな?
私は21歳のころに彼の家に行ってるんですよ。
レイクハバスだったかな湖のすぐ近くだった。
一緒に水上機を飛ばして、BBQをご馳走になりました。
楽しかったですね。
当時、彼はエンジンの製造はしていなかったんですが
グロープラグの製造を下請け専門でやってましたね。
K&BやFireballなんかですね。
初期のSAITOプラグもオールソン氏の製造です。
ネットでこの写真を見つけて無性に飛ばしたくなったんですよ。
マイクロのシングルスティックがカッコええよね。
当時のお年寄りはシングルスティックで飛ばしている人が多く
プロクターモデルの、ループロクター氏もシングルスティックでした。
ホビーシャークのポールベンダー氏のプッシュがあって
古いプロポしか持ってなかった両氏の為に
フタバがシングルスティックプロポを生産したんですよ。
その後、両氏には、ベンダーさんかフタバさんがプロポをプレゼントしました。
歳やな、古いことを思い出すわ。
で話は戻って
知っている人も多いと思いますが、
この機体のバルサキットは、アメリカのホビーシャークブランドで
うちで生産してたんですよ。
日本国内でも、限定で販売しました。
日本ではカウルを長くして4サイクル40クラスが積めるようになってました。
ヘラ押しのアルミカウルが魅力的でしたよね。
今も結構高額でオークション市場を賑わしてます。
で今回の名前の由来ですが、
当時私の乗っていた車が「マーキュリーコメット」
写真をネットから拾ってきました。
74年式だったんですが、レザートップのこのモデルですね。
私のはブルーメタリックでした。
で、コメットと言う名の高翼ラダー機の図面を引き始めたんですが
やっぱりペースメーカーが頭から消えないので
エルロン機の図面もスタート。
双子の機体で、名前を考えた時にコメットの双子がマーベリック。
「フォードマーベリック」と言う車が「マーキュリーコメット」だったんですよ。
と言う事で、マーベリックに決定です。
しかし、歳やな。
昔の事を思い出します。
ホンマに、RC界の重鎮に会えてたんですね。
4週間ぶりに飛ばしに行きました。
写真は撮ってなかったのでうっしーのを借りてきました。
この4週間、どこにも行ってない。
車の運転自体4週間していなかった。www
自宅から歩いて仕事場に行けますからね。
で、北風の予報だったので金勝山に。
会長が土曜日に草刈してくれたので完璧。
でもね、風が完璧じゃなかった。
今週末の一里野にマサラ2を持って行くつもりだったけど
大串公園で小破。修理する時間がなかった。
と言う事で、エスプレットにカメラマウントを移植。
鉄カンザシをぶち込んで持って行った。
結果的に、風が弱くて調整はしやすかったんですよ。
でビデオはこれです。
と言う事で無事今年30回目のスロープソアリングでした。
会社の向いに出来たラーメン屋「李宝」
1か月かけて、ほぼ全メニュー制覇。
これは、ちゃんぽん。800円也
見た目は良くない。
何故か煮卵が乗ってる。笑
味は、意外といけます。
で、美味しいと思ったのは
昔ながらの中華そば
天津麺
焼きそば
そして、このちゃんぽん。
味噌ラーメンは、ハズレです。
餃子、チャーハン、唐揚げ、野菜炒めは
まあ時々頼んでも良いかな。
本当に、真向かいで便利。
20分で昼飯終われるから
続いて欲しい。
ところで秋の新製品のページが上がった。
https://www.okmodel.co.jp/202009new/
まだ、試作製作中て写真の無いのもありますけど
今月末までには、写真も上げる予定です。
しかし、サフラン3はカッコええ。
カッコいい機体は、絶対性能も良いのよね。
やっと新製品出荷できました。
https://www.okmodel.co.jp/catalog_airplanes/11319
ちょっと気合入ってましたね。
完成度むっちゃ高い。基本メカ積みだけで飛行できます。
しかし、バルサがないな。
キットメーカーは、生産不可能だと思う。
節があったり固かったりキットに使えないバルサがいっぱい。
そこを外して、完成機に使ってます。
生地完で発売してほしいと言われるんですけど
正直言って、不可能に近い状態です。
どうしてもなら、フィルム貼り済完成機より高くなりますよ。笑
ベニヤも酷いのよ。
2mmベニヤで買っても1.6~1.9mmしかない。
3mmベニヤは、3.5mmで入ってきた。
さすがにこれは返品したけど、それでも3.2mmはある。
昔の基準で、バルサキット作ろうと思ったら
バルサは5倍のコスト、ベニヤは2倍のコストがかかりますよ。
キットメーカーがどんどん減ってるでしょ。
丹菊さんもキットの生産は終了しちゃったしね。
自分で好きなように組み立てれるのが模型の趣味でしょう。
小さな業界ですが、メーカー無くなっちゃうと
趣味も成り立たなくなっちゃいますよ。
私の趣味でもあるんで、
自分ができる限りはやりますけど
限界は近づいてるかも。
昔、イギリスのキットメーカー「FLAR」を訪ねた時に
2人で全行程をこなしてた。
新製品の開発には、最低2年かかるって言ってた。
よくそれでやっていけるなと思ったけど
それ自体が趣味だったんですよね。
部品の加工精度は、それ程じゃなかったけど
フレアのキットは魅力いっぱいでしたね。
タイガーモスのデラックス版は1機買っておいても良いですよ。
まだ売ってるかどうか知らんけど。
F3-RESショックコード出荷しました。
去年の9月からテストしたゴムです。笑
この他にも、チェコ製があります。
と言う事で、右端が今回出荷したゴム。
右から2番目が、4月末にこそっと少量出荷したゴムです。
色が違いますが、紫外線で劣化した物ではありません。
チェコのゴムは、リールに巻いた外側だけ
色が薄くなって来ましたので、紫外線かなと思いますが
今回、出荷したものは最初から色が薄いです。
念のために。
ちなみに、futabaの黒い布製プロポバッグが
ショックコードの保管に良いですよ。
組み立て式のリールは、生産までに2回設計変更しています。
使い勝手は、良いと思いますよ。
45年前にも2回ほどショックコード用リールを設計したこがあるので
昔取った何とかですよね。
私がRCグライダー競技を始めたころはショックコードか、
エンジンのモーターグライダーでしたからね。
今は休眠会員ですが、私のJRGA番号は125です。
ジジイです。
フラッグも、15デニールのリップストップナイロンで
自社生産です。東大阪製。
軽いですよ~。
いくら機体が軽かっても
ショックコードや策が重いと高度取れないですよね。
これからも、改良できるところがあれば
どんどんしていくつもりです。
昔は、ショックコード高かったよね~。
グラープナーのショックコードが13000円ぐらいしたよね。
45年ぐらい前。
今の物価で計算したら30000円ぐらいになるんじゃないかな?
先週、メカ積みが間に合わず行けなかったテスト飛行に
土曜日行ってきました。
天気予報に反して、風が強かった。
それでもさっさとテストしないと製品化できません。
「不要不急」ではなく「至急必要」なテスト飛行だったんですよ。
でテスト結果はと言うと、
風が強すぎて解らない。
一つはっきり分かったことは
水平尾翼が、主翼より先に地面に付いちゃいます。
スーパーシンバッドもそうだったんですけどね。
もう一つ気になるところは、
パワーオンでお尻が不安定な気がします。
滑空中は問題ないんですよ。
おそらく抵抗のバランスだと思います。
最近、私が設計しているグライダーよりも
厚翼で胴体が短い。
尾翼周りの抵抗が少ないと思います。
と言う事で、さっさとモディファイしましょう。
こんな感じにすれば、水平尾翼も地面に付かなくなるでしょう。
今週末までに、改造しちゃいましょう。
スカイループ148については問題無しです。
すぐに生産にかかれます。
以下、テスト時に撮った写真です。
パッケージや広告に使えそうです。
でも、尾翼変更したら撮り直しやね。
新コロナウイルスの影響で中止が決定した静岡ショーですが
メーカーとして新製品の準備はしていたわけで
ショーが無くなっても、発表しますよ。
工業会統一注文書を販売店に配布して
受注活動があり、来週には統一注文書が
卸社に到着予定なんです。
注文書には、商品名と価格ぐらいしか載りませんから
パンフレットが必要ですよね。
と言う事で、頑張って製作中です。
今日は雨で良かった。
これで良い風が吹いてたら
仕事なんてやってられないですよね。笑
頑張ろう。
まだ全然できてません。
がんばれ!おれ
PS
出来た。上の写真からだいぶ変わってます。
間違い探しクイズ状態。
上の画像は進行中で最終ではありません。
と、言うとかないと問題になるな。笑
今日零時から大阪でも営業停止要請が出ましたよね。
製造業であるうちは停止要請業種に入っていませんが
接触を減らす対策をします。
私を含めて10人しかいない会社ですので
80%減らすと2人になってしまいますので
流石にそれでは回りません。
来週までには、準備をしていき
40%減は可能かと思います。
勿論、昼食は別々にとるように指示しましたよ。
今日、クレソンの第4ロットの箱詰めです。
おかげさまで完売なんですが
残念ながら、せっかく人気のキットも
これからは生産ペースがガクンと落ちてしまいます。
バルサキットの製作は、自宅にこもるには
ぴったリのプロジェクトとなんですけどね。
頑張って、出来るだけ生産します。
それでも製造業は細々と営業を続けることは可能です。
飲食関係は大変ですよね。
行きつけの居酒屋は先週末から自主休業スタートしてます。
先週土曜日は、幼馴染がやってるcafe「オールドリバー」に
昼食に行ったのですが、
完全予約制で、満席にならないようにしてましたよ。
色々努力してやってるようです。
お互い頑張りましょう。
3連休の週末。3日間とも西風。
金曜日は、ちょっと風が強すぎる感じなので
パスして、「セサミ70」の製作。
生駒で10m/s以上吹いちゃうと壊しますよね。
土曜日は、完璧のコンディション。
暖かい。風も暖かかったですよ。
生駒スロープを空撮していなかったので
急遽空撮することにした。マサラ2を引っ張り出してきたけど
カメラマウントが行方不明。
朝から1時間ほどで急造。
気持ち良く30分空撮。
生駒スロープの全景です。
今回は、本物のGoPro
やっぱり綺麗です。当たり前やね。
で、日曜日。やっぱり行きましたよ。
スロープは飛ばせるときに飛ばしておかないとね。
飛ばしたくても条件悪ければ飛ばせないですから。
持って行った機体はZagiです。
今から20年ぐらい前にカリフォルニアで作られたキット。
当時400機ほど日本に輸入したんですよ。
この機体は私の3機目。エアワールドの取材で飛ばした
オレンジが1機目。その後、黄色の2機目を作って
これは、ブラシレスモーター、折ペラ、リポ仕様の3機目です。
抜群の飛行性能と丈夫なので今でもお気に入りです。
世界中でコピーが作られたので、
このメーカーは無くなりましたけど
本家の飛行性能は、一味違います。
モーター回してないですよ。
スロープソアリングで、これだけの運動性
流石です。
これはGoProもどき。
やっぱり画質は違うよね。
編集ソフトの良いのを探せば
修正できるかもですね。
と言う事で、今年10回目と11回目のスロープ。
楽しい週末でした。
ARFって模型飛行機やってたら聞いたことあるでしょう。
Almost Ready to Flyの略ですね。
グーグル翻訳させると「飛行準備がほぼ完了」となります。
簡単な組み立てと、エンジン、メカの積み込みで飛行可能になる。
私の記憶が正しければ
1971年頃にアメリカのラニヤーRC社が
真空成型のプラスチック胴体に、スチロールコアに硬質シートを貼た主翼で
作ったのが初めだと思います。
その直後、オハイオ州のワールドエンジン社からの注文で
OK模型が日本国内で量産化に成功。
真空成型ならではの綺麗な曲面の胴体が受けて
アメリカで大ヒットとなります。
でも何故、あのポリバケツ色だったのかは不明です。
その後軽量化の為に、バルサリブ組フィルム貼り主翼に進化していき
PVCフィルムにシルクスクリーン印刷も可能になります。
1979年に、胴体も、木製でカラー印刷済みのPVCフィルムを貼った
RFエースシリーズを開発。
これが、世界中にあるフィル貼り完成機の原型ですね。
1983年にARFの革命がおこります。EZシリーズの誕生です。
1ドル180円ぐらいの時代ですね。
2006年にEZシリーズは終わるのですが、
量産完成機は世界中で生産されるようになります。
1990年代には、台湾でメーカーが乱立。
台湾が、完成機の供給で世界一になりました。
その後、ベトナムが出てるんですね。
2000年代に入ると中国でも完成機の生産が始まります。
今マーケットにある、完成機のほとんどは、
この2か国かな?日本でも生産頑張ってますけどね。
で前回台湾に行った時に、昔うちのホッパーシリーズを
作ってた会社の工場長にあった。
私は覚えてなかったけど、向こうはホッパーの主翼を持っていた。
まだ完成機作って売ってると言う。
小さい工場で、奥さんと二人きりの工場。
と言う事で、買ってきました。
準備が出来次第、トップモデルで売りますね。
印刷済みのポリエステルフィルムです。
まだマーケットあるかな?
中国が旧正月休みに入って6週間
やっと動き出したみたい。
クレソンはこのサーボしか入らないように設計してあるから
無いと困るのよね。
実際、今月の10日頃には在庫が無くなっていた。
でも入ってこないものはしょうがない。
で、やっと入ってきたんですよ。
他にも入ってこないものが有るんですけどね。
入ってきたら梱包といて
半日乾燥。
その後、いつも通りに
アルコールで拭いてから検品作業。
ラベルを貼って、袋詰め中。
本日出荷できます。
でクレソンはと言うと、
カーボン材料が無い。
クレソン用に作った9g軽いテーパーカーボンパイプが無いのよ。
9g重ければあるんだけど
テールパイプの9gは全備重量で30g変わってきます。
試作品も集めて、あるだけ製造しますけど
注残は完納できません。
バルサも入って来てないし
在庫に有るバルサも品質悪くてキットに使えない。
完成機だと悪い所を撥ねて使えるので
完成機用にしかならないのよ。
八方ふさがり。
トホホ